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トラウマケア体験談(オンライン)1
<40代女性から>
この体験をくださった方には計3回オンラインで、
合計9時間ほどかけて、
KALGOというタッピングによるトラウマケアをご体験いただきました。
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KALGOタッピングを数回受けさせてもらった感想として、
真っ先に表現できることは、体であったり脳であったり、
刻まれたものは誤魔化せないという事実があるということ。
自覚があることも、そうでないことも、
奥深いところに残ってしまっているのだということを知った。
KALGOに関して全く知識のない状態で開始したことは、
かえって私にいい結果をもたらしたと思う。
頭で考えることを優先する癖のある私は、体の反応に鈍いところがあり、
仮に反応を認識できても、それを分析しようとする。
受けさせていただいたあとも、これといってKALGOに関して調べることはしなかった。
どこに反応が出たかは終わったあとに確認し、
過去の経験と照らし合わせて、毎回大きく驚かされた。
施術者は、私の過去をすべて見てきたわけではない。
それでも、KALGOを行ってもらう中で現れた私の反応と、
各ツボの意味を結びつけると、「え、どこかからみてました?」と発言せざるを得ない。
自分の中で消化済みだと思っていた記憶や、あえて眠らせたままにしている記憶。
受けた仕打ちと、当時の自分が分析していた相手の状態は、
驚くほど正確にKALGOで洗いだされた感じだ。
言葉の力で自己に納得させてきたトラウマは、
これといって日常的に暴れることはなかったが、
「これがなければもっと可能性が広がるだろうな」という程度にはしこりとして残っていた。
トラウマは悪い意味でストッパーになることがあり、
特に人間関係で、相手に踏み込みすぎないことや、自分に踏み込ませすぎないことに繋がっていた。
施術者との出会いがあった頃、
なんとなく自分の中に変化の兆しのようなものを感じ始めていた。
それは人との関わり方を変えたい気持ちや、
自分を優先させてもいい頃なのではという思いの芽生えを感じるという具体的な形で起こっていた。
KALGOの回数を重ねると、少しずつ変化が現れた。
心で「仕方ない」と納得してきたことでも、
体にとってはそうではなかったのかなと思うことがあった。
自分でのみ込んだ気持ちであっても体には負担だったのかなとか、
心と体の整理の仕方が異なっていたから辛かったのかなとか、色々と考えた。
でも、今回そういうものが長く続かなかった。
もやもやとした霧がかからなかった。
むしろ、そういう霧が晴れたような、いい意味での「無」が感じられた。
すぐに大きな変化が出なくても、
変化を起こすためのとっかかりがつかめるというのが実感としてある。
これまで、心にストッパーをかけていたものが、
過去のトラウマに起因するものだったことはうっすら気づいていたが、
それをどう解消してよいものか分からないかった。
自分の中で完結させていたトラウマは、
思いのほかうわべだけのものであったことも知った。
KALGOを受けて、すべてが好転するわけではないだろうが、
好転させるための「新しい状態」をもたらしてくれると感じた。
そして、手にした「新しい状態」を維持できるようになった。
生活をより良いものにするために、トラウマはない方がいい。
残っている反応は誤魔化せなくても、
なくすことはできるのだと体で感じながら毎日生活している。